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痛風関係ニュース [健康]

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痛風の発症、腸管の排出機能低下も影響
(2012年4月4日09時10分 読売新聞)

痛風の原因となる高尿酸血症の約3割は、腸管(小腸)の排出機能が低下して引き起こされることを東京大、東京薬科大などの研究チームが突き止めた。

 腎臓にばかり目を向けてきた従来の考えに見直しを迫るもので、新しい治療薬の開発に道を開く成果という。

 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに4日掲載される。

 チームは患者644人の尿を調べ、痛風原因遺伝子として知られる「ABCG2」が高尿酸血症に大きく関与していることを確認した。同じ遺伝子を操作して症状を再現したマウスで詳しく調べた結果、こうした症状のマウスでは、腎臓から尿酸を排出できても、腸管から便への排出機能が半分以下に減少、尿も含めた排出量全体として約2割減ってしまうことがわかった。

 高尿酸血症は現在、腎臓の尿酸排出能力が低下する「排泄(はいせつ)低下型」と、体内で尿酸を多く作り過ぎる「産生過剰型」に分類されており、その混合型も多い。

 今回の結果で、産生過剰型の多くは尿酸を作り過ぎるわけではなく、腸管の機能低下が原因と考えられるという。

痛風の発症 腸の働きが影響か
NHKニュース
節が激しく痛む痛風は、腎臓が尿酸と呼ばれる物質を排出できなくなるなどして起きるとされてきましたが、腸の働きが大きく影響しているとする研究結果を東京薬科大学などのグループがまとめました。
新たな予防法や薬の開発につながる可能性があるとみられています。

痛風は、尿酸と呼ばれる物質が体内にたまり、関節に激しい痛みを引き起こす病気で、患者は全国で80万人に上ると推定されています。
東京薬科大学と防衛医科大学校、それに東京大学のグループは、これまでに特定した尿酸を体から排出するたんぱく質が、全身でどのような役割を果たしているか調べました。
マウスの実験で、このたんぱく質を作り出す遺伝子の働きをなくしたところ、尿酸を排出する機能は腎臓では変わらなかった一方で、小腸や大腸で大きく低下することを確かめたとしています。
痛風の原因となる尿酸は、ほとんどが腎臓と腸によって体の外に排出されますが、腸では1つの遺伝子の働きをなくしただけで尿酸の排出量が低下し、体内にたまったことから研究グループでは痛風の発症には腸の働きが大きく影響していると結論づけています。
研究に当たった東京薬科大学の市田公美教授は「痛風に腸が深く関わるということは、これまで考えられていなかった。新たな予防法や薬の開発につながる可能性がある」と話しています。
タグ:痛風 尿酸値
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